日向山 九品院 般若寺と周辺の湧水町施設をご案内します
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- 日向山 九品院 般若寺入り口
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日向山 九品院 般若寺入り口です。
2つの灯篭に挟まれた、緩やかな斜面を登ると門が見えます。
その門の手前左横には聖観音菩薩像が静かに佇んでいます。 - 敷地内
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門を入ると、左手に寺務所(社務所)があり、右手に内門と手水場があります。
手水場右手の道を進むと奥に明神堂(白蛇のご神体)が、左手に進むと龍神の池、其の奥には白嶽教龍上観音堂があります。
白嶽教龍上観音堂の横には不動明王を祀った護摩堂があります。
明神堂のご神体である白蛇は弁財天のお遣いとして仏の世界に存在すると言われ、弁財天の冠にもその姿が確認出来ます。
白嶽教龍上観音堂のご神体である白嶽教龍上観音菩薩は、三十三観音のお一人で三十三のお姿に変化して衆生をお救いすると言われています。ご神体の両脇には聖観音菩薩が二体。左脇の聖観音菩薩は廃仏毀釈以前から般若寺に存在していた仏像ですが、右脇の聖観音菩薩は般若寺を復興するにあたり、地元の方が大事に守ってこられた仏像をお寺に戻された事で現在に至ります。
不動明王を祀る護摩堂は、開運厄除の祈祷や護摩供養を行うお堂となっております。 - 仏像群
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白い内門を入ると、本堂へ続く階段があり、大小様々な仏像群が参拝者を出迎えてくれます。
道は数カ所に分岐していますが、基本的にどのルートを通っても本堂へたどり着けるようになっています。
本堂への途中に、幼くして亡くなった子供の魂を救い導く「水子地蔵堂」があります。 - 本堂千手観音堂
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日向山 九品院 般若寺の本堂です。
本堂正面から向かって左側にテラスが、小池を挟んで涅槃堂があり、それぞれ橋と渡り廊下で本堂・テラスと繋がっています。
涅槃堂にはお釈迦様の涅槃像が静かに横たわっています。
※ 2013年5月17日、本堂横に有志の寄進他によるステンレス製の案内板が立ちました。
※ 2013年5月17日、阿波(徳島)の青石に彫られた「日向山 九品院 般若寺」の碑文。有志の寄進他により、本堂右手前に設置されました。
※ 2013年7月10日、阿波(徳島)の青石に彫られた「不動明王護摩堂」の碑文。有志の寄進他により、護摩堂左手前に設置されました。
※ 2014年6月14日、阿波(徳島)の青石に彫られた「柴燈護摩壇」(写真右下2番目)、「白嶽龍上観音堂」(写真左下1番目)、「白蛇明神堂」(写真中下1番目)、「龗神」(写真右下1番目)の碑文。有志の寄進他により、建立されました。 - 歌碑と供養塔群
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寺の入り口から向かって右側、本堂へ通じる道の右側境内に歴代住持の供養塔が寺の歴史を物語るようにひっそりと立っています。
供養塔群も廃仏毀釈によって破壊されましたが、平成20年、地元の教育委員会によって復元され、説明碑も建立されました。
境内には、足利尊氏が詠んだ「日に向かふ山のあるしを来てみれば端山に照らす有明の月」の歌碑が訪問者を出迎えてくれます。
更に書家の三井忠熙氏による別當の返歌「吾妻より 西の山の井清ければ 月日も澄める 寺井なるらん」も平成26年6月に建立されました。
また、供養塔群の間には野生種の般若寺茶が自生しており、鹿児島茶発祥の地としての歴史を如実に物語っています。
平成20年(2008年)5月11日には般若寺茶の復元火入れ式が行われました。
『般若寺茶復元火入れ式』 | 『釜炒り茶製茶行程』 | 湧水町公式Webサイトより - 強風対策マニュアル
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①三角コーンを飛ばない場所に収納する
②掲示物で外にあり、飛ぶ可能性のあるものを一時的に収納する
③テラスの白いイス、テーブルをすべて飛ばないようにする
④各御堂の戸締りをしっかりする
⑤台風通過後の境内チェックの際、途中の道が荒れている事が予想されるので大型のL字型バール、チェーンソー、軍手等を車に準備する - その他
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敷地内には建物や仏像・供養塔の他に、寺に関する説明書きや湧水町の文化財指定書などが展示されています。指定書
1 名称 般若寺の供養塔群
2 特徴 千年にわたり霊光を放った般若寺の歴代住職の五輪塔や板碑が現存しており、古石塔研究の貴重な文化財資料である。湧水町文化財保護条例第4条第1項第4号の規定に基づき、湧水町指定史跡に指定する。
平成21年3月23日
湧水町教育委員会平成20年(2008年)2月3日には節分星祭が開催され、護摩木が焚かれ開運厄除けの祈祷が行われました。
「火渡り」で厄よけ 湧水の般若寺 節分星祭り
湧水町の高野山真言宗・般若寺で3日、家内安全や開運厄よけ、健康祈願などを祈る「節分星祭り」があった。
境内に設けた壇上で護摩木を焚いて祈とう。見守った参拝客は続いて、煙の立ち上がる炭の上を裸足になって歩く「火わたり」式に臨んだ。 - 日向山 九品院 般若寺周辺の施設・名所
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※猿田彦について
猿田彦(さるたひこ)は日本神話(『古事記』『日本書紀』)に登場する神。天宇受賣命(天鈿女命・あめのうずめのみこと)の夫である。鼻の長い容姿は天狗に似ており、同一視される場合もある。道案内を司る道祖神としても信仰されている。般若寺の田の神
衣冠束帯の神像型坐像で、背面に奉寄進明和九天壬辰五月朔日(一七七二年)と刻まれています。像の高さは七六センチメートル、町内で一番大きなものです。全体に角ばって見えますが、これは宮崎県諸県地方から鹿児島県伊佐地方にかけて祀られている神像型に共通する形だということです。
膝の上で合わせた両手の穴は祭礼などで笏を差すためのものではないかと考えられています。宮崎県諸県地方の特徴をもつ神像型の田の神としては鹿児島県側でもっとも古いことから昭和四十三年三月二十九日、県の民俗文化財に指定されました。
湧水町教育委員会※田の神について
農耕民にとって、稲作の豊穣をもたらすと信じられてきた民間信仰の農神。百姓神とも呼ばれる。春に里に降りてきて秋になると山へ帰ると言われている。一般に田の神と呼ばれるが、作神、亥の神など地方によって呼び名が異なる場合もある。また、大黒や恵比寿信仰と習合したものもある。特定の神殿などは無く、祀るべき時に里に迎え、終わればまた山に送るという日本古来の信仰の形をとどめている(田の神送り)。
日向山 九品院 般若寺の周辺には、「はやとの風」等レトロな観光列車を運行する吉松駅、まったりくつろげる温泉「森の湯ったり館」など観光スポットが点在しています。
昭和60年(1985年)「日本名水百選」のひとつに選定された「丸池名水」は、日量約6万トンの水量をほこる湧水池で、1度も枯渇した事がなく、これだけで栗野町の生活用水ほぼ全体を賄えると言われています。春には桜が咲き乱れ、初夏にはホタルが舞う幻想的で美しい観光名所となっています。
丸池にかかる「さいらい橋」は、再生レンガを活用したアーチ橋で、アーチ部と壁部で造られた空間にゴミ焼却灰溶融スラグとシラスを混ぜた土を詰め込んで組み上げた、大きな荷重に耐えうる画期的な煉瓦アーチ橋です。
また、毎年クリスマス前後には湧水町轟地区で、13万個の電球を駆使した二渡イルミネーション「星のさんぽみち」と呼ばれるイベントが開催され、鮮やかなイルミネーションが町を美しく彩ります。このイベントは2013年現在ですでに17回目を迎えており、湧水町屈指の観光名所となっています。 - ※二渡イルミネーション「星のさんぽみち」とは?
湧水町轟小学校付近から約1700メートルにわたって、13万球の電飾で装飾される町有数の人気イベントです。
住所:鹿児島県姶良郡湧水町恒次1036-4
今回の開催期間 2013年12月1日(日)~2014年1月7日(火)
開催時間 17:30~22:00【関連リンク】
鹿児島県観光サイト「本物の旅かごしま」で紹介されています → 二渡イルミネーション「星のさんぽみち」 - ※湧水をカヌー聖地に(南日本新聞2014年3月24日の記事より)
2020年開催予定の鹿児島国体で、カヌー2種目目の会場に選定された湧水町恒次の川内川で週末、練習会が開かれている。拠点づくりを狙う町は艇庫用地を購入し、3月末には県カヌー協会などと組織する準備委員会を立ち上げる。国体を契機に、カヌーを生かしたまちづくりへの動きが加速している。