2008年の盆・施餓鬼

2008年対馬白嶽・霧島分寺合同お盆・施餓鬼の法要を行いました。

施餓鬼(せがき)
飢渇に苦しむ餓鬼のために,飲食を施す法会を施餓鬼会,略して施餓鬼という。
施食(せじき)会とも冥陽(めいよう)会ともいう。
中国では唐代に施餓鬼会に関する経典が訳出され,これらの経軌に基づいて法会が行われた。
日本へは入唐僧によって経典と実修法がもたらされ,はじめは密教系の僧によって行われた。
その後禅宗寺院でも実施され,鎌倉時代末期から諸宗間で行われた。現在でも真宗以外の各宗で広く修される。
この法会は本来随時に修されたが,いつの時代からか,とくに盆に行うようになり,この施餓鬼の法会を指して盂蘭盆(うらぼん)会というようにさえなった。

出典:世界大百科事典第二版より(株式会社日立ソリューションズ)