2000年筒羽野曼荼羅柴燈護摩供養

2000年(第8回)「筒羽野曼荼羅柴燈護摩供養」を行いました。
門徒・信徒様ほか地元の方々が多数ご参加されました。

筒羽野曼荼羅柴燈護摩供養(つつはのまんだらさいとうごまくよう)とは「曼荼羅由来」の護摩供養です。
 曼荼羅を拝見しますと、仏教では数多くの仏様がおられますが、これらの仏様のお姿は私達に何をお示しになっているのでしょうか。また、仏様が描かれている曼荼羅とは一体どういうものなのでしょうか。
 曼荼羅とはインドの言葉でありますが日本語になってマンダラ模様の言葉として使われています。種々の形や色の異なるものが寄り合って一つの模様となっている事を表しますが、これを訳しますと、輪円具足という事であります。一見、マンダラではバラバラのように見えますが、よく考えてみますと、調和と秩序を保って動いているのであります。本尊大日如来様を中心として、一糸乱れぬ連携を保ち、内に外に、上に下にとお互いに供養し合う仏の世界、相互に礼拝し合う尊厳なる関係を示しているのであります。真言宗でいう『密厳仏国』、いわゆる仏の世界の構図を表すものが曼荼羅なのです。お互いが尊い命を生かし合い、尊重し合う世界がそこにあることを私達に教えてくれるのであります。
 真言宗は金剛界、胎蔵界、両曼荼羅をお祀りし、この中の一尊を各寺の本尊様としてお祀りするのでありますが、金剛界曼荼羅には千四百六十一尊、胎蔵界曼荼羅には四百十四尊の仏様がいらっしゃいます。金剛界は九つの区画を持っていますので九会曼荼羅、一方、胎蔵界は十二のグループに分かれて構成されていますので胎蔵十二院とも言うのでありますが、すべてこの世を救おうとされる仏様達であります。大日如来様の智慧、慈悲の御心は、観音菩薩や地蔵菩薩、不動明王、毘沙門天、大黒様など私達の身近にいらっしゃる仏様となって配置されているのであります。
 仏様は私達が知ると知らざるとに関わらず、仏様達の方が先に私達に向かって、お導きと加護をしてくださっているのであり、これが仏様の供養であり、私達の幸せを念じて礼拝してくださっている事を知らねばなりません。
曼荼羅は調和と秩序、供養と礼拝、智慧と慈悲の命を示し、この世に仏の世界を作ることを教えてくれているのであります。